日本!新しい旅路 レ・ヴァン・ビエン志願者

聖パウロ修道会の志願者としてベトナムから来日したレ・ヴァン・ビエンと申します。今年の三月三日から日本で生活を始めました。四か月もたったのに、日本に来た最初の時のような時間をいつも感じていて、自分の内から何かが変わっているように感じています。

ベトナムは北部・中部・南部とそれぞれ気候が違います。北部の天気は日本のように四季があります。中部と南部は雨季と乾季とに分けられます。生まれてから大学を卒業するまで、ずっと北部に住んでいましたが、聖パウロ修道会の準志願者になってからは南部のホーチミンで生活するようになりました。ここで日本語の勉強が始まりました。

一年後、皆さん、特に山内堅治神父さんと牧山康二修道士さんのおかげで、日本語が話せるようになりました。まったく日本のことについて知らなかったのですが、二人と一緒に生活することを通していろいろなことを学びました。おかげさまでホーチミンでは楽しく過ごすことができました。ある夕方、山内神父さんから日本在留の許可が下りたとの連絡を受けました。このことは本当に私をびっくりさせました。その日は風と光がいっぱいの日でした。新しい旅路の始まりです。

日本に行く準備の期間はいろんな気持ちでいっぱいでした。楽しみにしているのはもちろんですが、不安な気持ちもありました。大学在学中に召命を考え始めましたが、召命のために日本に来ると思ったことなどありませんでした。ベトナムを離れる日が近くなればなるほど、怖い気持ちになり、不安なことばかりが頭に浮かぶようになりました。

ある夜、一人で聖堂にいた時、私の周りの時間だけが止まっているように感じ、聖堂の壁に書いている「恐れることはない。わたしはあなたたちとともにいる」という言葉を見て安心を得ました。「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」(ヨハネ14・16)。大好きな聖書の言葉です。この言葉を黙想するうちに心から力が湧いてくるように感じました。召命を与えてくださった師イエスを心から信じることができました。そして、皆との別れの日が来ました。

二〇一八年三月二日、二十時半を過ぎた頃、共同体からホーチミン空港に向かいました。家族をはじめ友達が見送りに来ていました。目的に到着するための車のように、私の召命の旅は止まることがないと思いました。人生はノートのようです。ページをめくると、また新しいページが開きます。

翌日の三月三日、六時半ごろ羽田空港に到着しました。神様のおかげで日本に無事に到着しました。思った以上に東京の天気は明るかったです。東京に雪が降った翌日です。その日は柔らかい光が当たっていました。これが日本の最初の印象です。バスに乗り、四谷修道院に着いたのは九時頃でした。最初に会ったのが修道院の院長さんでした。その後、マエストロと住民票などの手続きを行いました。聖体訪問が終わり、夕食の前に、自己紹介をしました。恥ずかしかったです。しかし、皆さんが優しいまなざしを注いでくれました。

この召命の旅路を一生懸命歩んで行きます!

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