仕える者 年間第29主日(マルコ10・35~45)

今年の夏も猛暑が続き、日中、35度くらいの時は、とても頭が痛くなるほどでした。特に都心では、アスファルトや壁のコンクリートが焼けるためか、夜になっても暑苦しい日々でした。健康のためと思い、夕食後、30~40分程度歩くと、汗びっしょり。ムーッとした暑い風が、何とも耐え難い感じでした。今では部屋にクーラーがあるので、暑い夏も何とかしのぐことができます。

四谷修道院は14年前に、若葉修道院は10年前にそれぞれ新築されました。それ以前の建物(若葉修道院)は、50年近く経っていました。水道の蛇口を開けると鉄分を含んださび入りの水が出てくる。また部屋にはクーラーがなくて扇風機で過ごし、暑い夏の日は、窓を全開して休むものの、時々蚊が入ってきて、「ブーン」という音がとても気になり、寝苦しい夜を何度となく体験しました。

それからすると、今の建物はクーラーがついているので、とても快適にはなりました。そうした中、快適なのがほんとうによいのだろうかと疑問に感じたりもします。クーラーをつけることで、地球温暖化に影響を与えていないか、節電に応えているか、また自然と密着した体調管理になっているか、など…。いつの時代でもそうでしょうが、慣れというのは、難しい課題であるし、いったんレベルを上げたものを、下げていくのは並大抵のことではありません。

今日のみことばで、「あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり…すべての人の僕になりなさい」(マルコ10・43~44)とイエスは語ります。一旦、慣れ親しんだ地位から下がることの難しさ、慣れ親しんだ恵みを捨てて、ごく普通に生きることの難しさ…。そういう状況の時には、自分自身の謙虚さや仕えることの大切さを教えられるものです。

いつの時代でも、「仕える者」の典型はイエス・キリストです。イエスに倣った奉仕の道、心から仕えることができればと思います。

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