司祭の役割――カトリック教会生活入門

司祭は司教と一致して、司教によって付与された範囲内でキリストの代理者として、すべての人に神の福音を告げ知らせる義務があります。最初の司祭は、キリストの弟子たちでした(マタイ26.26.3O、マルコ14.22.26、ルカ22.31-34、Iコリ11.23-25)。

その役割は、主にミサ(聖体祭儀)、洗礼(入信)、ゆるしの秘跡、冠婚葬祭の式の執行などです。司祭には、司教区に属して、小教区内で活動する「教区司祭」、宣教会に属して、小教区を中心に活動する「宣教会司祭」、修道会に属して、活動する「修道会司祭」に大きく分けられます。

●ミサ(聖体祭儀)
ミサはカトリック教会と信徒の生活全体の中心です。これはイエス・キリストの受難と復活の記念、キリストが定めた霊的食物を分かち合う秘跡です。
※ミサの進行は、開祭、ことばの典礼、感謝の典礼、閉祭となっています。

●イクツウス
魚を意味するギリシア語、IXΘΥΣ(イクツウス)の文字はキリストの称号「救い主、神の子イエス・キリスト」というそれぞれの語の頭文字にあたります。また、魚は受洗の水の中で、新しい生命に生きる信徒を意味しています。

●洗礼の秘跡
カトリック教会における入信の儀式です。この儀式は、水とことばによって原罪を含むすべての罪から清められ、永遠の生命のために聖化されるという意味があります。
受洗者が成人の場合、一定の準備期間があります。通常洗礼を授けるのは聖職者ですが、緊急の時には、信徒でも授けることができます。

●婚姻の秘跡
1人の男性と1人の女性が神の特別な恵みによって愛の共同体である夫婦として結ばれます。この秘跡によって、夫婦のきずなはキリストと教会の分けられない永遠の愛を表すものとなります。

●ゆるしの秘跡
通常、教会や礼拝堂の告解場で行われます。司祭に自分の罪を告白し、悔やみ、ゆるしを願い、心を新たにします。また、すべてのカトリック信徒は、必ず年に1回はこれを受けることが義務づけられています。

●病者の塗油
司祭が祈りを唱えながら、病人の額と両手に油を塗ることによって、罪のゆるし、霊的な健康を与える秘跡です。時には重病の信徒に体の健康を回復させることもあります。

出典:『イラストで知るカトリック教会生活』(サンパウロ編)

あなたにオススメ