剪定(せんてい) 復活節第5主日(ヨハネ15・1~8)

東京都内の四谷近辺にはけっこう古いお寺があり、そこにはたくさんの墓地が併設されています。昼間はともかく、夜ともなれば薄暗いこともあり、お墓の近辺を歩いていると怖い感じがします。確かに「四谷怪談」でも有名な場所だけに、夜になればその近辺は肝試しの格好の場所でしょうか…。

たくさんのお寺がある中で共通しているのは、どのお寺も庭木がよく剪定されていることです。若葉修道院の隣りにある愛染院も、庭師が定期的にやってきては、手入れをよくしています。その庭木を見ているだけでも何となくほっとします。剪定も手が込んでいて、木によって切り方や切る時期がずいぶん違うなあと思います。

今日のみことばで、「実を結ぶものはすべて、もっと豊に実を結ぶように、父がきれいに刈り込んでくださる」(ヨハ15・2)とイエスは語ります。たくさんの実りがあるように、父がきれいに剪定する。その意味で、父である神は最高の庭師…。

あるテレビ番組で、青森県でのリンゴの剪定に関する放送がなされていました。その剪定はとても心地よい5月、6月ではなく、寒い冬に行うそうで、木にリンゴを何個つけていくかを計算しながら、剪定するそうです。リンゴの性質をよく知らないと、しっかりとした実りがつかないのだなあと感じました。

イエスがぶどうの剪定について話をするのは、その当時もこうした光景があったからでしょう。その後、イエスは「わたしのうちに留まっていなさい。そうすればわたしもあなた方のうちに留まる」(ヨハ15・4)と語ります。ぶどうの木と枝がつながることで、私たちに栄養が十分にいきわたることを語ります。今日のみことばから、私たちの信仰生活をきれいに剪定し、イエスにつながっていることの大切さを味わいたいものです。

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