報告から宣教へ 復活の主日(マルコ16・1~7)

今日のみことばの中でマグダラのマリア、ヤコブの母マリア、およびサロメの三人は、イエスの体に香料を塗るため、墓へ行きます。そこへ到着すると、大きな石がすでに脇へころがしてあり、真っ白な長い衣をまとった若者が語ります。「驚くことはありません。…ナザレのイエスを捜しているのでしょうが、ここにはおられません。復活されたのです」(マコ16・6)と。さらに若者は続けて「さあ行って、弟子たちに、特にペトロにこう言いなさい」(マコ16・7)と語って、ガリラヤでイエスに会えることを告げます。

この時点で、三人の女性たちはイエスの復活について十分に理解していませんが、起こったことの出来事を弟子たちに報告する最初の人たちとなります。つまり、復活の出来事を語る最初の証人です。

やがてイエスは弟子たちに現われ、弟子たちの不信仰をとがめたりします。それは復活したイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからです(マコ16・14)。イエスは受難と復活について、すでに三度も語っていました。すなわち「人の子が多くの苦しみを受け、長老や、祭司長や、律法学者たちに排斥され、殺され、そして三日の後に復活する」(マコ8・31)と。二回目はマコ9・31、三回目は「人の子は三日の後に復活する」(マコ10・34)と。何度も何度も復活について語っていたのに、弟子たちには分かりませんでした。こうして「全世界に行き、すべての者に福音を宣べ伝えなさい」(マコ16・15)とイエスは彼らに語ります。ここでは単なる報告から、「福音を宣べ伝える」ことへと変わっていきます。自分で信じたことを、多くの人々に宣べ伝える方向へ…。最終的に弟子たちも殉教を恐れないほど、復活への信仰が固められていきました。

イエスの復活について三人の女性たちと弟子たちが、どのように理解していったかを味わってみると、私たちの信仰に励ましや勇気を与えてくれるのではないでしょうか。

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