福音宣教に生きること 大山聖一修道士

これまでの歩みを振り返れば、いろいろなことが思い起こされる。

志願者として入会し今に至るまで、同級生あるいは近い先輩後輩が退会していく中で、自分の召命を深く考えた時期、使徒職の新しい方策や技術を導入するために会員が悩み苦しんだ時期、新しい時代に適応するため使徒職を犠牲にしても会員を海外に送った時期があった。

終生誓願(1986年)

聖パウロ修道会が前に向かって進んで行こうとする活気と決意が伺える時期であった。

会員が物事を進める時に常に念頭に置いたのは、創立者の「Sempre Avanti」という言葉である。
実際その言葉は私たちの生活・使徒職の「原動力」であった。

福音宣教の難しい今の時代にあって、召命も比例して減少している。価値観の氾濫する現代世界の中で、唯一「キリストが救いに至る道・真理・いのち」であると、私たちの持っている道具を駆使して人びとに告げ知らせることに限界を感じるときもある。

それでもなお、前に向かって進む勇気は、この「Sempre Avanti」から生まれてくる。

私たちの宣教活動が日本の教会や人びとにどれほどの影響力を持っているかは分からないが、常に前に向かって進んだ聖パウロと創立者の使命を受けつぐ私たちが、福音宣教に大きな力となるよう励みたい。

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