祭服について――カトリック教会生活入門

祭服の歴史は古く、紀元前(旧約時代)から続いています。司祭が祭服を着けることには、神への畏敬、司式者と会衆との区別、そして超自然的な儀式を視覚で会衆に意識させる意味があります。
また、教会の典礼によって区別される祭服の色には、白(復活節、降誕節、殉教者以外の聖人)、赤(受難の主日、聖金曜日、聖霊降臨、使徒と殉教者)、緑(年間)、紫(待降節と四旬節、死者)、黒(葬儀)、バラ色(待降節第3主日、四旬節第4主日)の6色があります。
ただし、現代ではバラ色の祭服は使用されていません。

ミサで使用する司祭の祭服は、1)アミクトゥス、2)アルバ、3)チングルム 4)ストラ、5)カズラという順番で着用します。

●アミクトゥス
長方形の白麻でできた布で、ミサを捧げるときに司祭が肩をおおうために、祭服の一番下に着けるものです。

●アルバ
白の麻布製で足までとどく長衣です。ミサの時にはこれを着用します。また、典礼上の祭儀に奉仕する人も着用します。

●チングルム
アルバの腰あたりにしめるひも状の帯です。

●ストラ
細長い帯状のもので、司祭と司教は首に、助祭は左肩からたすき状にかけます(ミサや秘跡を執行するときに着用します)。

●カズラ
袖のない外衣で、絹・ベルベットなどで作られ、祭服の一番上に着るものです。

●スルプリ(コッタ)
半身丈のそでの広い木綿、亜麻布製の白衣です。帯はなく、すそやそでに刺繍が入っているものもあります。聖体賛美式、聖体行列や秘跡を授けるときに着用します。

●プルヴィアレ(カッパ)
聖体賛美式、聖体行列などに使用されます。

出典:『イラストで知るカトリック教会生活』(サンパウロ編)

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