宣教のふしぎ 小島次郎修道士

道・真理・生命のキリストに従って歩むこと、創立者ヤコブ・アルベリオーネと共にキリストのしもべとなるよう歩みを進めるなか、同じように召され、その使命に生きようとしている兄弟姉妹のことを思います。一人は聖母訪問会に、一人はサレジアン・シスターズに、一人はサレジオ会に。神の呼びかけにこたえて、それぞれの場で、それぞれの役割を果たしています。これは私にとって一番大きな心の支えです。共に同じ道を歩んでいるという感覚は心強い味方です。

初誓願(1989年)

南米のコロンビアに行ったときのことです。そこは日本よりも貧富の差が激しい国でした。車で移動し、信号で止まるたびに物売りの子供たちが寄ってきては声をかけてきました。運転をしている友だちの後部座席にはいつもパンがおいてありました。物売りの子供たちにあげるためでした。「パンしかあげることはできないんだよ」という彼に「どうして?」って尋ねると、「お金はすべて親が取り上げてしまうから」。

隣人が必要としているものに応える彼の行為は、まさしくイエスが行なったことを継承しているものでした。

本人左(2017年)

イエス・キリストを伝える形は様々です。それぞれの立場で与えられた使徒職を果たす。でも、ほんとに隣人が必要としているのは優しさや思いやり、支えや励ましなのです。

子どもたちにパンを分けてあげようと思う心、それこそが宣教の始まりであり、またすべてなんだと思います。

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