聖霊の助け 待降節第四主日(ルカ1・26~38)

「受胎告知」の絵で有名なのは、フラ・アンジェリコ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどです。彼らの絵の配置として、左側に大天使ガブリエルが描かれ、右側に聖母マリアが描かれたりします。その構図にインパクトがあるのでしょう。

絵の中に鳩が描かれ、聖書の内容を知っている方々はそれが「聖霊」をイメージしているのだと想像できます。あるキリスト教系の大学で「キリスト教学」の授業をしていた時のことです。約1時間半の講義が終わり、「キリスト教や聖書の内容で不明な点があったら、感想の形でも結構ですので、質問を書いてください」と言ったら、二クラス80名の学生で40くらいの質問が集まりました。キリスト教にはあまり関心がないのかなあと思っていたのですが、これだけの質問をいただいて、学生さんたちもいろいろな興味を持っているのだなあと思いました。質問の中にこんな内容のものがありました。「先生が講義の中で、『受胎告知』のことを話してくれましたが、絵の中で鳩の形をしたところからマリア様の胎の方へ光のようなものが描かれていました。マリア様が妊娠したことを表していると思いますが、あの鳩は今で言えば『コウノトリ』のようなものでしょうか」と。さすがにこの質問には答えに窮しました。確かに鳩から出ている光は聖霊の光を表していますが、その鳩が「コウノトリ」に置き換えられるか……。面白い発想だと思いました。

今日の話の中で天使が答えていくのが大きなポイントです。すなわち「聖霊があなたに臨み、いと高き方の力があなたを覆う。それ故、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる」(ルカ1・35)と。聖霊の助けによって、マリアが妊娠することが語られていきます。とても不思議で人知を超えた恵みです。

このことをマリアは謙遜な気持ちで受け入れていきます。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように」という言葉は、それをよく表しています。マリアの謙虚な姿は、私たちの姿の模範であるように感じます。

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