用意していなさい 待降節第1主日(マタ24・37~44)

今日から待降節に入ります。待降節には、二つの特徴があります。「それはまず、神の子の第一の来臨を追憶する降誕の祭典のための準備期間であり、また同時に、その追憶を通して、終末におけるキリストの第二の来臨の待望へと心を向ける期間」(カトリック中央協議会『ミサ典礼書の総則と典礼暦年の一般原則』参照)です。つまり、主の降誕と主の再臨を「待つ」という二つの意味を含んでいます。第一の来臨は目に見える形でお祝いしたりしますが、第二の来臨については、用意不足かもしれません。

さて、今年は台風が多い年でした。あちこちに被害をもたらして、今でもその影響で落ち着かない方々も多いことでしょう。こうした災害に遭遇すると、もっと早く準備しておけばよかったと思うのが人の常です。

今から約30年前、とても大きな台風が長崎県の五島付近を通過し、五島や平戸の教会などに甚大な被害をもたらしました。特に五島の井持浦教会や平戸の宝亀教会など…。同時に私の郷里(長崎県松浦市)でも、かなり大きな被害を受けました。実家では兄が養鶏場を営んでいて、4つの鶏舎がありました。台風の影響をまともに受け、4つの鶏舎のうち3つが倒壊しました。洒落にもなりませんが、「傾斜にあった鶏舎が倒壊し、鶏の何百羽をトリ逃がし、あるものは下敷きになってトリつぶし、最後にはこれらの鶏舎をトリ壊しました」。台風に対する万全の態勢を整えておけばよかったと、悔やまれるものでした。台風に備えて「用意すること」の大切さが身にしみた時です。

今日のみことばで、「あなた方も用意していなさい。思わぬ時に、人の子は来るからである」(マタ24・44)とイエスは語ります。災害に限らず、いろいろな課題が日々の生活で待ち受けています。よく用意して種々の課題に取り組みたいものです。

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