若いエネルギー 鈴木信一神父

パウロのベトナム共同体

ベトナムの共同体はユニークです。二人の日本人会員と四人の入会希望者がいますが、日本人会員は二人とも修道士会員で司祭会員はいません。司祭会員がいませんから、彼らは毎日近くの教会に行ってミサにあずかります。教会は歩いて二分ほどの距離で、ミサは毎朝五時に始まります。教会には毎朝六十人程度の信者が集まっています。若者はパウロ共同体に属する四人だけのようです。ベトナムの教会でも高齢化が始まっている印象です。

四人の若者はみな溌溂として元気です。一番若いヴーさんは二十二歳で、まだ大学生です。大学では物理療法を学んでいます。その次が二十三歳のジェムさん、続いて二十五歳のクイさん、そして二十七歳のミンさんです。ミンさんは入会するまでは経理の仕事をしていたそうです。

ベトナムの共同体に参加する若者は、全員日本語を勉強します。大学生であっても、語学学校に通って日本語を勉強します。日本語検定N3を合格すると、日本に移動してさらに勉学に励みます。N3に合格するためには一年間の集中的な学習が必要と言われています。

ベトナム共同体の二人の日本人会員は、六十四歳のベテラン修道士会員と四十六歳の若手修道士会員です。かれは日本管区の中で最ヤングの修道士会員です。二人は今年の三月にそろってベトナムに赴任し、二人そろって同じベトナム語学校に通い始めました。今も二人そろって語学学校に通っています。この二人の日本人会員は一生懸命ベトナム語を勉強しています。現在、共同体の日常会話は日本語ですが、将来はベトナム語を予定しています。ベトナム共同体の六人は全員が学生です。みんなが一生懸命勉強している共同体です。

共同体の食事はベトナム人青年たちが順番で作ります。お料理上手も下手もいますが、みんな一生懸命料理します。おいしくないと、いつまでも残りものになります。ですから、できるだけ皆に食べてもらおうと思って、誰もが一生懸命お料理を作ります。日本人会員は料理をしません。かれらは市場に行って食材を買うために必要なベトナム語がまだ話せないからです。将来の目標は、共同体の全員が市場で買い物をし、料理を作れるようになることです。清掃は全員が分担して行います。一週間に一度と決められていますが、汚れがひどい時は自発的に清掃をします。

ベトナムの共同体は若さにあふれています。青年たちは皆二十代です。祈りにも歌にも行動力にも若さとパワーがあります。こうした若いパワーは、日本の共同体ではもう体験できなくなったものです。四十年前の日本の共同体が、今、ベトナムにあります。

おすそ分け

東京の共同体には三名のベトナム人青年が生活しています。彼らはみなパウロ会員になるための養成を受けています。一人は志願者、一人はポストランテ、一人は神学生です。彼らは三人とも東京の若葉修道院所属です。そして彼らは日本管区の若さの源です。彼らのおかげで管区全体が若さを感じ、若いパワーを体験しています。日本に派遣されるベトナム人青年はこれからも増え続けるでしょう。やがて彼らは共同生活だけでなく、日本における使徒職や霊性にも若者パワーを吹き込んでくれるでしょう。大いに期待です。

チャレンジ・ポイント

私たちはベトナムの若者から若いエネルギーをもらって大きな喜びを体験していますが、ここに日本の若者も参加してくれれば、喜びが倍増すると感じています。将来の日本のパウロ会に、ベトナムの若者や日本の若者はもちろん、世界各地から若者たちが集まって、イエス様の弟子として力をあわせて活動できればどんなに素晴らしく、どんなにパワフルでしょう。すでにアフリカからは、ぜひ参加したいというリクエストがあります。次は日本の番です。誰が名乗り出てくれるでしょう?

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