『トールキン 旅のはじまり』:ブラザーが選ぶ!おすすめ映画

『ホビットの冒険』『指輪物語』の著者 J・R・R・トールキンの知られざる半生が映画化され、明らかになった。

トールキン(ハリー・ギリビー)は、幼い頃に父親を亡くし、母と弟ヒラリーと共に貧しいけれど幸せに暮らしていた。母は、子どもたちに想像力と心を豊かにする術を子どもたちに教えていた。ある日、子どもたちから「どうしたらお金持ちになれるの」と尋ねられた彼女は、「そうね、一つは、お金持ちの人と結婚すること。もう一つは、宝を見つけること」と答える。母親は、トールキンに「あなたは宝を見つけられる?」と尋ねるが、彼は、「僕は、宝なんて見つけない」と答える。そんな優しい母もトールキンが12歳の時に亡くなってしまう。

母の友人だったフランシス神父(コルム・ミーニイ)は、トールキンと弟の後見人となり、彼の紹介でフォークナー夫人(パム・フェリス)の家に下宿することになる。トールキンは、上流家庭が通うキング・エドワード校に通うことになるが、クラスの中で浮いた存在になるのだった。しかし、運命とは不思議なもので、ある日のラグビーの授業でクラスメートの嫌がらせで喧嘩になるのだが、それがきっかけとなって永遠の絆を誓い合う3人の親友ができる。

彼らは、バロウ書店に入り浸り、お茶を飲みながら、それぞれ「詩」「芸術」「音楽」「物語」について語り合いながら「ティー・クラブ・バロヴィアン・ソサエティ」、略して「T.C.B.S」と言う秘密クラブを作る。彼らは、「芸術で世界を変える」と言うスローガンのもと、お互いの才能を豊かにし、友情を深めていった。中でもトールキンは、物語と絵の才能を伸ばし、彼独自の言語を編み出すのであった。さらに彼は、同じ家に孤児として下宿していた3つ年上の女性エディス・ブラット(リリー・コリンズ)と恋に陥り、勉強も手付かずオックスフォードの入学試験になんとか再試験でどうにか入学ができた。

時はながれ、在学中トールキン(ニコラス・ホルト)は、ある事件がきっかけとなり、奨学金が打ち切られそうになり、さらに最愛なるエディスが他の男との婚約の知らせを知り、ヤケを起こし、酒を飲んで校庭で彼が得意とする言語で叫ぶのであった。そんな時、偶然彼は、言語学のライト教授(デレク・ジャコビ)に目を止められ、なんとか在学することができるのであった。しかしそんな矢先、第一次世界大戦にイギリスも宣戦し、T.C.B.S」の仲間とともにトールキンも従軍を志願してそれぞれの戦地に配属されていくのである。

彼は、戦地で重傷を負い病院のベッドで目を覚ますと、最愛のエディスの顔がそこにあった。彼は、彼女の愛に支えられ、大切な「宝」を見出すことができるのであった。

この映画は、トールキンとその仲間の友情、どんなに苦しくても想像を豊かに持ちながら生きていく彼の姿が観る人に感動と勇気を与えてくれる。

©2019 Twentieth Century Fox


『トールキン 旅のはじまり』
2019年8月30日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
監督:ドメ・カルコスキ
出演:ニコラス・ホルト、リリー・コリンズ、コルム・ミーニイ、デレク・ジャコビ、アンソニー・ボイル、パトリック・ギブソン、トム・グリン=カーニーほか
配給:20世紀フォックス映画
時間:112分
2019/アメリカ
©2019 Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/tolkienmovie/

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