ロザリオの祈り 苦しみの神秘――神さまとともに歩く修道院の祈り

苦しみの神秘(火・金曜日)

一 イエスはゲツセマネの園で、苦しみのあまり血の汗を流し、謙遜、信頼、堅忍をもって御父に祈り、天使の慰めをお受けになります。祈りの精神を願いましょう。(マタイ26・36~46、マルコ14・32~42、ルカ22・39~46参照)

(黙想のヒント)
ロザリオにおけるイエス──忍耐深いイエス
ロザリオにおけるマリア──絶え間ない殉教であるマリアの生涯
実り──神のみ旨の実践
意向──誘惑にあっている人のため
みことば──「イエスは三度祈られた。『父よ、わたしが願うことではなく、み心に適うことが行われますように』」
聖体──罪の償い
純愛──輝くともしびとなる

二 イエスは柱につながれ、純潔に反する多くの罪を贖うために、鞭打ちをお受けになります。貞潔の徳を願いましょう。(マタイ27・26、マルコ15・15、ヨハネ19・1参照)

(黙想のヒント)
ロザリオにおけるイエス──贖い主
ロザリオにおけるマリア──おとめマリア
実り──五官の純潔
意向──かたくなな人のため
みことば──「ピラトはイエスを捕らえ、鞭で打たせた」
聖体──聖体に対する不敬
純愛──侮辱をゆるす

三 イエスは、邪な思いと感情を償うために、いばらの冠をかぶせられ、あざけりをお受けになります。精神と心の清さを願いましょう。(マタイ27・29、マルコ15・17参照)

(黙想のヒント)
ロザリオにおけるイエス──王であるイエス
ロザリオにおけるマリア──聖性
実り──内的な清さ
意向──為政者のため
みことば──「ユダヤ人の王、万歳」
聖体──聖体に敵意をもつ人
純愛──思いと感情における愛

四 イエスは死の宣告を受けた後、重い十字架を担って、ゴルゴタへお登りになります。苦しみに際しての忍耐を願いましょう。(ルカ23・26~33、ヨハネ19・16~17参照)

(黙想のヒント)
ロザリオにおけるイエス──仲介者であるイエス
ロザリオにおけるマリア──協贖者
実り──イエス・キリストの受難の完成
意向──苦しんでいる人のため
みことば──「わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け」
聖体──わたしたちの十字架をともに担ってくださる
純愛──何ごとにも耐える愛

五 イエスは永遠の滅びからわたしたちを救うため、十字架に釘づけられ、三時間の苦しみの後、亡くなられます。ゴルゴタの犠牲の再現である感謝の祭儀を熱心に生きる恵みを願いましょう。(マタイ27・33~56、マルコ15・23~41、ルカ23・33~49、ヨハネ19・18~37参照)

(黙想のヒント)
ロザリオにおけるイエス──すべての人の犠牲であるイエス
ロザリオにおけるマリア──わたしたちの母
実り──神に対する愛
意向──死を迎える人びとのため
みことば──「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」
聖体──感謝の祭儀
純愛──自分を犠牲としてささげる

ロザリオの祈りは、イエスとマリアの生涯の主な神秘を考察する祈りであり、教会や社会、家庭や個人に、多くの恵みを求める祈りです。
ロザリオの祈りは、あらゆる人に適した祈りで唱えやすく、聖母マリアのみ心にかない、聖母が自ら勧めた祈りです。またロザリオの祈りは、生活上のすべての必要や信心の実践に有益であり、臨終のときの慰めです。
さらに、ロザリオの祈りは、歴代の教皇が奨励した信心業であり、聖人たちに共通した信心業です。
祝福されたロザリオを、いつも身につけ、ロザリオの祈りについて教え、各神秘のテーマを黙想しながら祈り、常に自己の聖性と使徒職のための祝福を願います。
ロザリオは、少なくとも毎日一環(五連)は唱えるよう勧められています。

『パウロ家族の祈り』より

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