教会の母聖マリアの記念日――キリスト教知恵袋

教皇フランシスコは、「マリアは、福音を宣べ伝える教会の母です」と言われ、聖霊降臨後の月曜日に、教会の母であるマリアの記念日が全教会で義務として守られることを定められました。

教皇は一般謁見の中で、「教会の神秘」に関する連続講話のなかで「母である教会」について解説され、次の3点を強調されました。

1. 母は、人生をどう歩むか、人生をよく歩むすべを教えるように、教会もわたしたちの人生を方向づけます。
2. 母親はどんな場合にも、愛の力によって、いつも忍耐強く子どもに同伴し続けます。教会も愛を示し、助け、励まそうと努めます。
3. 母親は自分の子どものために何度も願い、多くの祈りをささげます。教会も、祈りによって、教会の子どものあらゆる状況を主のみ手にゆだね、祈ります。

キリストと教会の神秘の中のマリアの存在については、教会憲章において理解が深められました。
マリアは、教会の中で神の子キリストの母であると同時に、信徒の母であるのです。

このような省察は、今日読まれるヨハネによる福音に表現されています。
マリアは神の母であり、それは十字架の時のあがない主のわざにマリアが深く一致したことに由来しているのです。

母マリアは、十字架のもとで、わが子の愛の奉献を受容し、すべての人を最愛の弟子の名のもとに迎えました。この時、母マリアは、復活したキリストによって新しく生まれるすべての人の母とされたのです。ですから、キリストの母であるマリアは教会の母でもあるのです。

教会の母である聖マリアは、使徒たちとともに心を合わせ熱心にキリストに約束された聖霊を祈り求め、祈る教会の最高の模範ともなりました。

教皇パウロ6世は、1964年に聖マリアを教会の母であると宣言し、全キリスト者が「教会の母」という称号を用いて、今後ますます神の母を敬うよう求められました。

教皇フランシスコは、この信心を奨励することが、司牧者と修道者と信者における教会の母性の感覚の成長とともに真正なマリアへの信心の成長もいかに大きく促進するかを熟慮して、教会の母聖マリアの記念日を、ローマ暦の聖霊降臨後の月曜日に記載し、毎年祝わなければならないと命じました。

教会の母聖マリアの記念日は、キリスト者の生活の成長が、十字架の神秘、聖体の晩餐におけるキリストの奉献、そしてあがない主の母でありあがなわれた者の母であり、神に自らをささげたおとめであるマリアに固く結ばれていなければならないことを思い起こします。

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