聖霊の身近さ 聖霊降臨の主日(ヨハネ14・15~16、23b~26)

今日の第一朗読で、聖霊降臨の場面が示されています。

そこには、「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした」(使徒2・1~4)と記されています。聖霊がどのように降り、どのようにして恵みが降っていったのかが、とてもリアルに分かります。

それに対して、今日の福音は「聖霊降臨」とどのように関わっているのか少々難解に感じます。

「父は別に弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる」(ヨハ14・16)という内容からしても想像できるでしょう。「弁護者」にはいったいどんな意味が込められているのでしょうか。ギリシア語では「パラクレートス」が使われ、「弁護者」以外には、「助け主」「慰め主」「忠告者」などの意味があります。それは、私たちが困難な状況にある時、単に弁護するだけでなく、助け、慰め、忠告、アドバイスを与えてくれる方。「パラクレートス」は私たちにとって遠い存在ではなく、とても身近な存在として感じるのではないでしょうか。

そんなことを念頭において、「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる」(ヨハ14・26)の言葉を味わうなら、「聖霊降臨」との関わりが明解なものになるのでしょう。

ヨハネ福音書はとても神秘的な内容が込められていますが、一つひとつのことばをよく味わっていくと、私たちの生活にとても身近なものです。聖霊もまた、今日の福音から身近に感じるのではないでしょうか。

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