知的障がい者 年間第26主日(ルカ16・19~31)

金持ちとラザロの話を通して、どんなものに信頼を置くかを問いかけてくれます。金持ちのようにお金に信頼を置くか、ラザロのように神に信頼するか……。

今年の6月26日の朝、ホーチミンから60キロくらい離れたサレジオ会の教会でミサをささげました。午前6時から始まり、子どもたちを対象にしたミサで四百人くらいはいたでしょうか。とても元気のある聖歌でした。

ミサ後、朝食をしてから、その後、サレジオ会のロック神父さんとともに、知的障がいのある施設を訪問しました。午前9時くらいから始まり、その施設には子供から大人まで、150名近くいたでしょうか。みことばの祭儀とともに聖体拝領が行われましたが、その式の前に、死を目前にした一人の高齢者への病者の塗油が行われました。ベッドに横たわり、ダランとした感じで、終わりが近いのは一目瞭然でした。ロック神父さんが秘跡を授けると、その女性はとても安らかな笑顔になり、それは心から「神様のみ手に委ねます」というような面持ちでした。

その後、聖体拝領が行われ、式の後、一人ひとりにボランティア団体から届いた袋入りのお菓子を渡していきました。元気な人もいれば、数多くのハンディを抱えている人もいました。それでもお菓子をいただく喜びが顔によく表れていました。その後、数多くの寝たきりの高齢者たちもいるので、その施設も回りました。日本の施設だと、きれいに掃除していますが、この施設では部屋に入った途端、尿の臭いがして、マスクが必要なくらいでした。でも「臭い」という顔はできないし、そこでずっと生活している人たちのことを考えると、嫌な顔はできませんでした。この方々にも同様にお菓子を渡すと、とても嬉しそうに受け取ってくれました。

ラザロもまた体中にできものがあり、貧しい生活をしていました。社会からも見捨てられていたことでしょう。しかし、マリアとマルタに支えられ、幸せを感じ、何よりも神に対する深い信頼を持っていました。

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