「いい加減」は「よい加減」かもね――ベトナム便り

ヴィンからハーティンへ行くために、初めてベトナムの列車に乗ってみました。
夜の10時7日発なのですが、諸事情により40分の遅れ。最初から何となく不吉な感じがしました。

切符を買うときも自動販売機ではなく、並んでなので、時間がかかります。
しかもきれいに並んでいる人はだれもいません。
4人で行ったのですが、2人分の切符は買えたのですが、2人分が不足。

そこはお母さんの力でしょうか…。「うちの息子と一緒に教会の神父さんに会いに行きたいし、一時間半だけ乗りたいから」と言いながら、さりげなくお金を女性の車掌に渡したら、「仕方ないね」と言って通してくれた。
日本では絶対にありえないけれど、ベトナムではありなのだ。「いい加減」は「よい加減」だと思った。

サイゴン行きの列車はすでに満員で、私たちが乗る列車も満員でした。
しかもベトナム語でのアナウンスしかありませんので、さっぱり分かりません。
私は二年半、何を勉強したのだろうと思いました。

列車の切符は、指定席で、2号車の11番とあります。列車に乗ってみたら満員で、すでにその席はありません。
ハノイから乗っている人がちゃっかり座っています。

車掌さんが来ましたが、私はおばさんの隣に座るように言われたのですが、大き目のおばさんで、座ったらボンと押し飛ばされてしまい、お尻の半分で座るような感じでした。
しばらくは我慢していたのですが、30分くらいして、小さな席を求めたら、ベトナム人の学生が風呂に使うような椅子を貸してくれました。

少しゆっくりできるかなあと思ったら、中国人のカトリック信者の方が英語で話しかけてきました。
しかも私がカトリックの司祭であることが分かったため、教会のことなどをいろいろと話してくれました。
おかげさまで、一時間があっという間に過ぎていきました。

翌日はフン・フォー教会でミサをささげ、ヴィンに戻ってきました。
ハノイ方面の列車でしたが、今度は寝台車でした。

本来は通路側ですが、ベッドがあいていたため、その部屋を使わせていただきました。
昔の三段式のベッドに似ていて懐かしく感じました。

その部屋でかぼちゃの種をポリポリ食べていたら、「この部屋では飲食や喫煙は禁止されています」と。
禁煙の印はあるけれど、飲食の禁止は書いてありません。

車掌は気分が悪かったのかなあと思いました。
旧正月中の旅でしたが、いい加減なこともたくさんありましたが、それがかえって「よい加減」に感じました。

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