弟子のあるべき姿 年間第23主日(ルカ14・25~33)

気分転換で落語を聴きに行くと、ほっとしたりします。国内線の飛行機に乗り、よく落語の番組を聴いたりもします。羽田から長崎の便であれば、二人の師匠の落語を聞くことができます。新宿の末広亭や上野の鈴本演芸場などで見たことのある師匠が登場したりすると、何となくその落語家の顔が浮かんだりします。

落語の世界には階級があるようで、前座見習い、前座、二ツ目、真打ちと昇進していきます。こういう階級があるということは、落語家になるためには、まず第一に真打ちの弟子にならなければなりません。入門したい師匠を探し、よほどのことがない限り、師匠を変えることはありません。弟子入りし、前座見習いから始まりますが、並大抵の道のりではありません。上下関係も厳しく、仕草、話術など、いろいろ学ばなければなりません。師匠になったら、自分の弟子たちの食事の面倒を見なければならない課題もありますが…。

修道会の場合でも司祭や修道士になるためには、志願期、ポストランテ期、修練期といった期間があり、これを着実に行っていくにも種々の困難があったり、壁にぶつかったりします。私も中学生の時、修道院に入り、落語の世界に似たような弟子入りの生活をしたことがあります。掃除、洗濯、先輩後輩など……。弟子入りに似た感じで、それも今となっては懐かしいものです。

イエスの言葉が印象的です。「自分の十字架を担って、わたしの後について来る者でなければ、わたしの弟子となることはできない」(ルカ14・27)と。弟子となるには、どの世界でも相当の修行を積まなければなりません。中途半端な考えでは遂行できません。その点でもキリストの十字架は最大の模範です。十字架をしっかりと見つめると、弟子としてのほんとうの歩みが可能になるいのではないでしょうか。

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