新聞の報道 復活節第4主日(ヨハネ10・27~30)

新聞の記事内容がいつも正しいかというと、時々大きな間違いが生じたりもするものです。そういう場合、訂正記事は小さく出ます。2016年2月14日付けの「朝日新聞」の朝刊に「東西2大教会分裂越え会談」とあり、続けて「11世紀にキリスト教会が東西に分裂して以来初となる、ローマ法王と、東の最大勢力ロシア正教会総主教の会談がキューバで実現した」と掲載された。この記事内容を見て、私自身「えー、十一世紀以来かな」と疑問に思ったら、翌日の新聞で小さく訂正記事が出ていました。そこには「14日付国際面『東西教会分裂越え初会談』の見出しは誤りでした。ローマ・カトリック教会の法王とロシア正教会の総主教が会談するのは初めてですが、東方正教会の総主教は複数いて、他の人はこれまでもローマ法王と会談しています」と。

カトリック新聞は賢明で、「キューバで史上初の会談」「教皇とロシア正教総主教『兄弟』の抱擁交わす」とあり、記事内容は「教皇フランシスコとロシア正教会のキリル・モスクワおよび全ロシア総主教が、キューバで史上初の会談を実現し、互いに三度抱擁とくちづけを交わした」と。

確かに、私の記憶では、2001年5月4日~9日、教皇ヨハネ・パウロ二世はパウロの足跡をたどってアテネ、ダマスコ、マルタを訪問したことがあります。その際、ギリシア正教のクリスト・ドロス大主教と会談して、教皇はその席上、「過去において、また現在においてもカトリック教会の兄弟姉妹がギリシア正教の兄弟姉妹に対して、行いと怠りによって罪を犯してしまった。そのことに対して切に許しを請い求めます」と語ったことがあります。

今日のみことばで「わたしの父がわたしにくださったものは、他の何ものにも勝るものであり、誰もそれをわたしの父の手から、奪い去ることはできない。わたしと父とは一つである」(ヨハ10・29~30)と、イエスは語ります。父である神と御子イエスとが一つであるように、東方教会と西方教会(カトリック教会)との一致が進んでいくことを願っています。

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