一枚のカード 復活の主日(ルカ24・1~12)

昨年の1月下旬から2月の中旬にかけて修道会総会が行われました。午前、午後と会議が続き、心身共にクタクタになりました。ちょっと息抜きができるのは、昼食後のお昼休み。約1時間半はあったでしょうか。総会はローマ郊外のアリッチャで行われ、車で十分くらいの所にアルバーノという町があり、聖パウロ修道会、聖パウロ女子修道会、師イエズス修道女会の修道院があります。師イエズス修道女会の修道院には一人の日本人のシスターと、長年、日本で宣教女として働いたシスター・シルヴァーナさんがいます。

シスター・シルヴァーナさんは、私が中学一年生で福岡の修道院に入会した時、福岡修道院にいました。とても日本語が上手で、志願者たちをとても大切にしてくれました。何となく「お母さん」のような存在。シスターはやがて東京の修道院へ異動し、若葉修道院で台所などの奉仕に従事していました。イタリア仕込みのスパゲッティは会員たちにとても評判でした。やがてバチカンの電話局で働くことになり、日本を離れることになりました。

もう20年近く前のことですが、ローマで勉強していた時、バチカンの電話局で働いているシスター・シルヴァーナさんを何度となく訪ねたことがあります。聖アンナ門から入ると、パスポートコントロールの所で待ってくださって、修道院やある時にはバチカンの事務所、庭などを案内してくれたり、コーヒーを御馳走してくれたりしました。現在、アルバーノの修道院で生活し、リューマチで不自由な体となり、歩行が困難ですが、気持ちはとても快活です。院長さんの特別な配慮により、部屋に案内されると、そこには、日本人のシスターが作成したマリア様のご像、日本の写真がさりげなく置かれ、いつも日本のためにもよく祈ってくださっているのだなあと思いました。総会も終わりに近づき、日本へ帰国する前にシスターの修道院を訪問しました。メッセージとともにぼけ木瓜の花の写真が入った一枚のカードが入っていました。そこにはイタリア語で「復活は沸き立つ光、沸き立つ愛」(ベネディクト十六世)と書かれていました。復活の喜びを身近に感じる言葉でした。

年とともに体調が衰えていくシスター・シルヴァーナさんですが、彼女のように沸き立つ信仰、沸き立つ希望をもって歩みたいものです。そこには復活への信仰に根付いた希望と愛が感じられます。

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