貪欲 年間第18主日(ルカ12・13~21)

時々引っ越すのもよいのかもしれません。私自身を振り返ってみると、これまでにもけっこう引っ越してきました。まず志願者になって福岡修道院に入会し、高校の過程のために八王子へ異動し、哲学の勉強のため福岡のサン・スルピス大神学院(現在のカトリック神学院福岡キャンパス)。修練と中間期を八王子で過ごし、その後、東京・瀬田の聖アントニオ神学院で神学の勉強をして司祭に叙階されました。その後、福岡修道院、八王子修学院、大阪修道院、ローマ、アイルランドへと行き、現在、東京での生活は20年近くになりました。この7月からベトナムですから、何回となく引っ越してきました。その度に思うのですが、荷物が減るどころか、かえって増えているようにも感じます。60歳になったので、荷物を減らしたいものです。

いったいどんなものが増えたのでしょうか。司祭に叙階されたころ、説教の準備がたいへんで、せっせとノートに書いていました。それが何年か経つとファイルが増えていきました。例えば、日曜日の説教、平日のミサでの説教、月の静修での講話、年の黙想指導、研修会など。項目に分けるとけっこうな量になります。これに加えて、カテケジス(要理)の資料になると、ファイルが八つくらいになるし、真生会館での講座を十年近く担当しましたので、その資料となると50くらいのファイルになります。こうした資料だけでもけっこうな量ですが、これに加えて、「家庭の友」用の写真資料があり、写真のネガ、スライド、プリントしたものなど、捨てがたいものがたくさんあります。たぶん他の人からみれば、単なるゴミのように感じるでしょうが、私にとっては貴重な資料です。それだけ、私自身が種々のものに貪欲になっているのかもしれません。

今日のみことばから、捨てることの大切さや何が重要なのかをしみじみ感じます。

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