体験入会 年間第2主日(ヨハ1・35~42)

どの修道会・宣教会でも数十年前からすると、司祭・修道者への召命がずいぶん減少したように感じます。若者たちが、修道生活に魅力を感じないのか、あるいは修道生活を生きている私たちが、若者たちに魅力や生きがいを示していないからでしょう。とても厳しい現実の中で、勇気をもって召命を目指す若者たちもいます。例えば、私の修道会では、修道院に入会希望者があれば、すぐに許可を出すのではなく、最低14日間の体験入会期間を設けています。修道院で一緒に生活してみて、その後、最終的に決意していく。修道院の生活スタイルを学び、生活している人たちの姿を実際に目にし、ほんとうに自分がこの生活をやっていくことがふさわしいかを判断していく。また受け入れ側も、その方が修道生活をほんとうに望んでいるのかを識別していく期間でもあります。

さて弟子たちの召命についての話は、イエスが弟子たちに呼びかける「わたしについて来なさい」(マタ4・19)がとても知られています。ちょうど、次週の福音の箇所(マルコ1・14~20)がそうであるように…。しかし、今日の箇所ではそうした呼びかけではなく、二人の弟子と一緒にいた洗礼者ヨハネはイエスが通りがかるのを見て、「見るがよい。神の小羊だ」と語ります。イエスから声をかけたのではなく、ヨハネの語りがあり、それによって二人の弟子はイエスについて行くことになりました。イエスは「来なさい。そうしたらわかる」と答え、二人はついて行き、イエスが生活してところを見ることになりました。こうして二人は、イエスの具体的な生活スタイルや状況を目にすることになります。何となく、生活の雰囲気が伝わってくるようです。こうした体験を通して、シモン・ペトロとアンデレがイエスに従うことになりました。

彼らはイエスの具体的な生活を見て、体験して、イエスに従って行く道を選んでいきます。イエスに魅力や生きがいを感じたからでしょう。

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