21. 美術を聖堂建築に生かす

アルベリオーネ神父は、多くの遺跡や教会建築、絵画。彫刻などを見学したり、美術の教科書を読んだりして教会美術を神学生たちに教えていた。また「教会美術会」の会員となり、「生活・真理・善に仕える美術」という原理について、諸雑誌に討論を掲載した。「司牧神学のメモ」というアルベリオーネ神父の著書の中には、聖美術を貫く原則が列記されてある。この原則は、のちに、神父が聖師と、使徒の元后と聖パウロにささげられた三つの大聖堂を建立する際に、生かされた。神父はこう述べている。

「それぞれの聖堂の建築に際しては、その聖堂が建築・彫刻・絵画・ステンドグラス・什器の各分野において、調和とテーマの一貫した展開とを保てるように、まず建築技師に仕事の一般的な計画表と一緒に図面の下書きを手渡し、技師がそれを土台にして製図できるようにはからった。建築にあたっての最大の配慮は、その建築物がパウロ家の聖堂建築の目ざす目的にかなうようにということだった。」

・池田敏雄『マスコミの先駆者アルベリオーネ神父』1978年

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現代的に一部不適切と思われる表現がありますが、当時のオリジナリティーを尊重し発行時のまま掲載しております。

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