目を覚ます 待降節第1主日(マルコ13・33~37)

3年前の9月中旬に都内で震度四ほどの地震がありました。ちょうど昼食の時で、2011年3月11日起きた東日本大震災のことがよみがえってきました。その時、都内でも震度五強で、たくさんのものが落下し、破損していきました。こうした地震があったりすると、はっとさせられます。

今日のみことばでは「気をつけて目を覚ましていなさい」(マルコ13・33)ということばが響いてきます。

ある9月、病者の塗油を授けたり、危篤の方を見舞ったりする機会がけっこうありました。一人の方は80歳代後半で、この夏、自宅で療養していたのですが、体調が悪くなり、八月下旬に主任司祭から病者の塗油を受け、私も何度かお見舞いに伺いました。喉から食事をすることができず、点滴だけで栄養を補給しています。体重も二十キロ代になり、いつ容態が急変してもおかしくない状態です。

二人目の方は90歳代の方ですが、認知症があるものの体力はありました。好物のリンゴを食べたのはよかったのですが、それが喉につかえてしまい、窒息の状況になり、救急車で病院に運ばれ、意識不明の重症となりました。しばらくして喉につかえていたものを取り出し、一命をとりとめましたが、まだ重い症状です。医師がいうには、急変するかもしれないし、半年持つかもしれない…。危篤の状況は続いています。

三人目の方は60歳前の方ですが、ガンの手術などで顔が変形し、常時マスクを付けています。でも心はとても穏やかで、面会するとこちらが励まされるくらいです。けっして「苦しい、辛い」という言葉を聞いたことがありません。この方も、今年いっぱい命が持つかどうか、とても微妙な状況です。

いろいろな方が病の状況にあり、ケータイに電話がかかってきたりすると「ドキッ」としたりします。まさに「目を覚ましていなさい」と言われているような心境です。

今日から待降節が始まります。クリスマスを迎えるために、私たちはどのような心境で「目を覚まして」歩んでいくかを考えさせてくれます。

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