招かれる人 年間第28主日(マタイ22・1~14)

「天の国は次のように喩えられる。ある王が王子のために結婚の披露宴を催した」(マタ22・2)という言葉から始まります。王様主催の披露宴だけに、盛大な式になることは間違いありません。やがて当日になりましたが、人々の参加率が低いものでした。「彼らはそれを無視して、ある者は畑に、ある者は商売に出かけ、他の者たちは王の僕たちを捕まえて辱め、殺して」しまいます。本来なら喜んで出席するのが当たり前ですが、たいした理由もないのに欠席します。招いた方にとっては、とてもがっかりすることでした。畑にしろ、商売にしろ、こういう時でなくてもできるものです。それだけ無関心であったことになります。

出席率が悪い中で、王は通りに出てだれでも招くように指示します。僕たちは悪人であれ善人であれ、出会う人を皆、集めてきます。その結果、宴会場はたくさんの人で埋まることになりました。たくさんの人が招かれたものの、礼服を着ていない人に気づきます。

「友よ、どうして婚礼の礼服をつけずに、ここに入ってきたのか」(マタ22・12)と尋ねます。ここで「誰でもよいから、出会う人を披露宴に招きなさい」(マタ22・9)と言いながら、いざ会場に入って礼服を着ていない人をとがめるのは、ちょっとおかしいのではと考えがちです。ここでとがめられた人はいったいだれでしょうか。何となく後で急に招待を受けた人のように思いがちですが、そうではなく、すでに前もって招待されていた律法学者やファリサイ派のことを指しています。

当然のことながら、十分に準備するだけの時間があったにもかかわらず、それをしなかったことへの忠告です。同じことが洗礼を受けたキリスト者たちに対しても言えるかもしれません。神様の招きを受けている私たち一人ひとりは、ふだんからどんな準備をしているのか、問いかけてくれます。

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