岩の上の教会 年間第21主日(マタイ16・13~20)

教会の歴史を振り返ってみると、とても興味深いものです。うまくいった時代もあれば、種々の困難を抱えている時代も…。今の時代はどちらに属するでしょうか。

初代教会であれば、迫害や異端問題との戦い。やがて修道院が形成される中で、最初は多くの人に受け入れられながら、だんだん修道院がぜいたくになり、本来の姿から逸脱し、多くの人々の心が離れていきます。こうして修道院の改革が行われていきました。中世紀になると、宗教改革などで教会が揺れ動いていきます。そうした困難の中で、アジアへの宣教活動が始まりました。フランシスコ・ザビエルの働きはとても素晴らしいものです。

いつも時代でも種々の課題を抱えている教会ですが、建ち続けています。特に20世紀から現代にかけて、とてもすばらしい教皇たちが選ばれました。ヨハネ23世においては、第二バチカン公会議が開催され、開かれた教会となっていきました。その後、パウロ六世に受け継がれ、旅する教会や普遍的な教会の姿がよく見えてきたのではないでしょうか。パウロ六世はパウロ家族の使命をよく理解し、創立者ヤコブ・アルベリオーネ神父ともとても親しく、1971年11月26日にアルベリオーネ神父が亡くなる直前、パウロ六世は見舞ってくれました。歴代の教皇としては、死の床にある創立者を見舞ったのは珍しいことです。またパウロ六世の後を継いだヨハネ・パウロ一世は短い期間でしたが、とても庶民的なスタイルで親しまれた教皇です。その後、ヨハネ・パウロ二世へと受け継がれ、ペトロに次いで二番目に長い教皇としての期間でした。空飛ぶ教皇としても親しまれ、全世界を飛び回って宣教しました。その後、ベネディクト16世教皇となり、とても真摯な雰囲気を与えてくれた教皇です。「頑固」「厳しい」というイメージもありましたが、難しい時代にあって、的確な指導を与えてくれたのではないでしょうか。健康上の問題もあり、途中で退任しましたが、とても謙虚な姿勢を示された教皇だったと思います。その後、フランシスコ教皇に継がれ、教会がまた生き生きとした時代になりました。

2000年の教会の歴史を振り返ってみると、教会が岩の上に建てられているのがよく見えてきます。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 典礼は年間の最後が近づくということで、少し私たちの歩みを振り返ってみてもいいのかもしれません。…
  2. とまにちわ!ワケあって手に入った、長崎は五島列島のお土産。五島と言えば、世界遺産候補の長…
  3. 東日本大震災後81カ月目を迎えて「震災のための祈りのリレー」が行われます。祈りのリレーは毎月11…
  4. マリア・アンヌンチアータ会は、パウロ家族の中の在俗的奉献生活者の会としては、唯一、日本に存在し、活動…
  5. 「タラント」はギリシアで用いた計算用の単位で、6000ドラクメに相当します。1ドラクメがローマの銀貨…
“神父・修道士になるには”

“Thông

ピックアップ記事

  1. 近くにある聖フランシスコ・ザビエル教会、聖ヨセフ教会、ダク・ロー教会を訪問してみました。…
  2. そろそろクリスマスカードを用意しようかな、と思っている方も多いのではないでしょうか。インターネッ…
  3. 現代に生きる私たちは、日常生活の中でさまざまなストレスを受けています。それは、体と心に何らかの影響を…
  4. パウロの言う「義」がよくわかりません。「神の義」とか、「義とされる」の意味を、分かりやすく説明してく…
  5. 2017/2/24

    超常識
    ずいぶん前のことになりますが、「独創性」ということで、米国のある大学の日本人教授が、ラジオのインタビ…

アーカイブ

PAGE TOP
Translate »