光の恵み 年間第15主日(マタイ13・1~23)

六年前くらいのことですがM修道士と暇を見つけては、某修道院の庭で野菜を作っていました。ちょっとした気分転換、健康、収穫の喜びを味わうためなど、理由はいくつかあります。約十メートル四方に、トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、カボチャ、スイカ、レタス、サニーレタス、ネギ、玉ネギ、イチゴ、そして二十日大根。これだけ植えていて育つのかとお思いでしょうが、それが可能なのです。五月下旬、サニーレタスはほぼ収穫を終え、新しい苗を同じ場所に植えました。他は成長中で、約2か月もすれば、それなりの収穫が期待できるのではないでしょうか。

かれこれ一か月半前の4月上旬に私は二十日大根を植えました。すでにサニーレタスを植えていたこともあり、場所がなかったので日陰の所に植え、一方、M修道士は20日ほど前の4月下旬に、日当たりのよい場所に同じく二十日大根を植えました。「二十日」と称するので、M修道士の種は成長し、そろそろ収穫できるほどになりました。私のは「二十日」の倍の時が経過したにもかかわらず、M修道士の種よりももっと遅い成長ぶりです。「信仰の違いだよ」と言ってしまえばそれまでですが、同じ種、同じ土でも、光の加減でこんなに違うものかと実感しました。

今日のみことばには「種を蒔く人」のたとえが語られました。ある種は道端に、他の種は石だらけで土の少ない所、また茨の間、さらに良い土地にそれぞれ蒔かれました。良い土地以外のものは、遮られたり、邪魔されたり、収穫が乏しいものでした。良い土地に蒔かれたものは、百倍、六十倍、三十倍の実りをもたらします。植える場所によって、成長の度合いが違うことを教えてくれます。

私たちも神様から洗礼の恵みによって信仰の種を蒔いています。神様の光がたくさん当たるような場所に種を蒔いているでしょうか。私たちの蒔き方を点検してみましょう。

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