ベトナムへの派遣 年間第14主日(ルカ10・1~12、17~20)

イエスは、「行きなさい。今、わたしがあなた方を遣わすのは、小羊を狼の中に送り込むようなものである」(ルカ10・3)と語り、72人を派遣します。とても厳しい環境下での派遣です。特に「小羊を狼の中に」という表現は、まったく勝ち目のない状況と言えるのではないでしょうか。

さてこの7月下旬からベトナムへ派遣されることになりました。山口輝男神父さんが数年間、ベトナムで働いていましたが、その交代要員として、牧山康二修道士と共に出発します。気候、言葉、習慣など、種々の面で日本とは異なり、そこで生活することは大きな挑戦です。私は現在、四谷修道院にいますが、その修道院にベトナムから来た二人の志願者(現在は修練者)が二年間生活しました。彼らの積極的な姿勢を見ながら教えられたことも多く、恩返しのような…。
ベトナムへは一度も行ったことがないし、せいぜいベトナム料理を何回か食べた程度です。そういう世界に派遣されるのは、希望と不安に満ちています。でも聖パウロがいろいろな世界に飛び込み、宣教したことを思うと、聖パウロの精神を受け継ぐ者として挑戦するのもよいでしょう。

ベトナムでの生活は、新しい召命を探すことと、すでに4人いるプレ志願者(志願者になる前の段階)の養成です。彼らは日本語を勉強し、日本語検定のN3に合格したら、日本へ派遣されることになります。

私は今年の1月で60歳(還暦)になりました。第三の人生はベトナムでの生活になります。とはいえ、管区顧問会の会議のために二か月に一度は帰国し、1週間ほど滞在して、再びベトナムへ戻る予定です。そんな生活が少なくとも3年間くらい続くでしょうか。このことをある信徒に話したら、「二年間持つかなあ」と冗談交じりで言いました。どこまで奉仕できるかまったくの未知数ですが、新しい挑戦であることは確かです。派遣されていく私たちのためにお祈りください。

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