取るに足りない僕 年間第27主日(ルカ17・5~10)

今年の7月20日からベトナムのホーチミンに派遣され、7月25日からベトナム語学校に通っています。多くの市民はバイクを使って通勤・通学していますが、私はバイクでの運転に慣れていないことや日本とは状況が全く異なっていることもあって、バスで通学しています。バイクでの通学のよいのですが、勇気が入ります。ホーチミン市内に来てみればよく分かりますが、バイクの量が半端ではありません。バイクの大群をたとえるなら、ミツバチの大群が一斉に押し寄せてくるような雰囲気で、しかも急に進路変更したり、歩道をバイクが走ったりなど、日本では考えられないことがたくさんあります。またラッシュアワーの時間とはいえ、日本と違いいつでも座れます。通い始めて四週間が過ぎましたが、一度だけ途中まで立ったことがありますが、あとはすべて座っていけます。その点でバスが便利かもしれません。ただバス停の車内放送がないので、事前に降りる場所を確認しておかなければなりませんが…。

さて私が住んでいる共同体の一階は子供服売り場で、二階から五階まで共同体のために借りています。その一階に、守衛をしている75歳くらいのおじいさんがいます。彼はお店や玄関の開け閉めはもちろん、お客さんの出入りなどをチェックしています。宿直の時には細長い椅子に眠っていて、とても器用に眠ることができるなあと感心するくらいです。そのおじいさんに挨拶するといつも笑顔で応えてくれます。そのおじいさんの笑顔を見ていると、ふだんの疲れも吹き飛びそうです。

今日のみことばで、「わたしたちは取るに足りない僕です。なすべきことを果たしたにすぎません」(ルカ17・10)という言葉がありますが、そのおじいさんの姿には、この言葉がぴったり合うような感じです。私たちも日ごろの働き、勉強、活動など、「わたしたちは取るに足りない僕です」と言えることができればいいなあと思います。

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